おはようございます。優先順位高めのリサーチ案件が目白押しで憔悴しきっているナックルです。願わくば、このリサーチが報われんことを…。
さてさて、本日のお品書きはこちら。
Weekly Market 📈
Arbitrum DEX Wars
GLP Wars
Other News 🆕
それではDeFiニュースのCatch Up、始めていきましょう!
📈 Weekly Market
Top Gainers (7 Days)
・特定の強いカテゴリーはこれと言ってなさそう
・言い換えると、同時に多様なトレンドが発生していそう
TVL Rankings (7d Change)
・3週連続でArbitrumのDEXがランクイン
・GLP運用系プロトコルが↑
・Klaytnが↑
🔥 Hot Topic
1. Arbitrum DEX Wars
先週、「ArbitrumのネイティブDEXの覇権が確定?Camelotを徹底解説」というタイトルでArbitrumのネイティブDEXの中で注目を集めたCamelotについて取り上げた。
そのままCamelotが独走状態を維持したのか?
いや、そうはならなかった。「Camelotに続け!」とArbitrumネイティブDEXの覇権争いが巻き起こったのである。
TVL Rankingsにランクインしたところに限って言うと以下の3つ。
それら3つのトークンの1週間のパフォーマンスは以下の通り。
$SLIZ +270%
$OREO +360%
$ZYB +230%
先週は、間違いなくArbitrum DEXシーズンだった。
そして私はいつも通り乗れていない…。
ArbitrumネイティブDEXの覇権はどこが取るのか?引き続き、注目していきたい。
2. GLP Wars
GMXを利用していた一人のクジラが数週間保有していたポジションを決済した。
それにより、普段の10倍近い$4Mの手数料収益を記録したのである。
GMXの手数料収益は、70%がGLPに、30%が$GMX Stakerに向けられるので、特にGLPのAPR上昇のインパクトは凄まじかった。
そのインパクトの大きさを表すように、GLPの運用を取り入れているプロトコルのTVLの上昇が目立った。
一人のクジラが動くだけでこの影響なので、複数人集まればさらにポジティブな影響をもたらしてくれるのではないかと期待してしまう。
そんな潤いをもたらしてくれるGLPを利用した製品を、多くのプロトコルが競い合いながら提供している。GLP Warsである。
そんなGLPを各プロトコルがどれだけのシェア率を持っているのか、Arbitrum限定で手作業で集計してみた。
GLP自体まだ伸び代があることに加えて、GLPを利用した製品を構築しているプロトコルはもっと伸び代があるように感じる。
特に、リスクレベルによって分けたjGLPとjUSDCを提供しているJonesが現状では最も成功している。USDCやETHの単体ステーキングを可能にしたGMDのモデルも悪くない。
デルタニュートラルボルトが上手くいけばもっとスケールするのだろうけど、Umami FinanceもRageTradeもそこまで成績が振るわず難航している。
GMXをベースにしたエコシステムの成長。そしてGMXに追いつき追い越せの精神で挑んでくるPerpetual DEXたちの戦い。そこにCamelotを筆頭としたネイティブDEXの覇権争いも加わってきた。
Arbitrumが面白い期間が、もうちょっと続くといいなと思う。
🆕 Other News
Mainstream
米国証券取引委員会(SEC)がBUSDの発行元であるPaxosに提訴する予定であることを通知する。また、ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)がPaxosにBUSDの新規発行の停止を命じる。それらを受けてBinanceは、BUSDのサポートを継続しながらも、他のステーブルコインへの移行を進めていくことを検討していくと。
Polygon zkEVM、3/27にローンチ決定
ドイツのSiemens社、Polygon上で€60Mのデジタル債券を発行
スクウェア・エニックス、ブロックチェーンゲーム「Symbiogenesis」をPolygon上で春にリリース予定
zkSync、「Fair Onboarding Alpha」のマイルストーンに到達。また、「zkSync 2.0」を「zkSync Era」という名前にリブランディング。
Centrifuge、Aaveの$GHOのRWAファシリテーター(RWAを担保に$GHOをMintする役割を担うこと)になることを検討中
OKX、現在あるOKExChainとは別に「OKBChain」を立ち上げることを発表
Exploitなど
AvalancheのStable Swap「Platypus」でExploit。攻撃者はフラッシュローンにより無担保のような状態でPlyatypusのステーブルコイン$USPを41MをMint。その後$USPを他のステーブルコインにSwapし、流動性から$8.5Mの資金を引き出した。
盗み出された資金の内、1.5MのUSDTは凍結されており、またブロックチェーンセキュリティ会社BlockSecの働きにより$2.4Mの資金は回収済み。実際のところは攻撃者は$270kのみしか現金化できていないよう。また、Zack氏の活躍によりTwitterアカウントまで特定済みであり、交渉に応じるよう働きかけている。dForce、Exploitにより$3.6Mの被害を受けていたが、攻撃者はホワイトハットだったようで、報奨金を支払うことにより被害を受けた全資金が返金された
先週に引き続き、Umami Financeのいざこざが進行中。トークンをdumpしたCEOのみが残るUmami LabsからUmami DAOが分裂。Umami Financeの公式アカウントやDiscordでCEOが好き勝手に自己主張を繰り返す。
指値やストップロスといった機能を備えたDEXアグリゲーター「Dexiable」でExploitがあり、DexiableにApproveしていたウォレットの内17名から資金が抜かれた
DeFi Update
Gains Network($GNS)、Binanceに上場
Binanceで50Mの$TUSDがMint。それを受けて$TRUも高騰。
Kwenta、トレーディングリワードキャンペーン開始
Thalesグループのスポーツベッティングプラットフォーム「Overtime」がArbitrumに進出
Catalyst
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今週も頑張っていきましょう!
こちらのコンテンツは情報共有のみを目的としており、投資に関するアドバイスではございません。CryptoやDeFiは非常にリスクが高いため、投資を行う前には必ずご自身で調査を行ってください。